●矯正治療が必要な歯ならびとは
3.下顎前突
3.下あごが出ていて、かみ合わせが逆になっている。
=受け口
主訴 | 反対咬合 | 診断名 | 上顎に著しい叢生を伴う下顎前突症例 |
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初診時年齢 | 7歳8ヶ月 | 動的治療期間 | 24ヶ月 |
抜歯部位 | |||
使用装置 | 0.018"×0.025" standard edgewise | ||
その他の装置 | なし | ||
保定装置 | 上顎 Begg Type Retainer、下顎 Begg Type Retainer | ||
治療期間 | 48ヶ月 | 通院回数 | 28回 |
治療費用(税別) | |||
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装置料 | プラスチック(Ⅱ期治療のため差額35万円) | 処置料 | 1万円×24回 |
保定装置料 | 6万円 | 経過観察 | 3千円×4回 |
診断時の特記事項 | |
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顔貌所見 | 正貌はほぼ左右対称、中顔面部は若干劣位であり、下口唇が突出していた。 |
口腔内所見 | オーバージェット-3.0mm、オーバーバイト4.0mmと反対咬合を呈するが、大臼歯関係は左右側ともアングルT級である。上顎に著しい叢生が認められた。 |
X-ray所見 | |
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セファロ所見 | 骨格的には下顎骨が前方位にあり、上顎に対して下顎が優位なバランスである。上顎前歯の舌側傾斜および下顎前歯の舌側傾斜が認められた。 |
パノラマ所見 | 上下顎両側に第三大臼歯が認められた。 |
批評・予後・リスク | |
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批評・予後 | 上下顎第一小臼歯抜歯により上顎は叢生の改善、下顎は前歯部の後退により緊密な咬合が獲得され、バランスのとれた口元に改善された。 |
リスク | 今後上顎第三大臼歯萌出による咬合への影響が懸念される。 |